ロフトは、「小屋裏物置」ともいわれ、お部屋と天井の間の空間を利用した屋根裏スペースのことをいいます。
ロフトの定義は、建築基準法で定められており、床面積に含まれないスペースのため、部屋ではなく収納としての扱いになります。
■ロフトの定義
・ロフトの天井の高さは、1.4メートル以下であること
・ロフトの床面積は、ロフトがある階の床面積の2分の1未満であること
(※他にも細かな規定があります)
ロフト付きの物件は、天井が高く設計されているため、お部屋が広く見えます。
リビングと別にスペースを確保することができるので、使い勝手がよく、お部屋の有効活用がしやすいのが特徴です。
ロフトの使い方は人それぞれです。
では、どのような使い方をしているか一緒に見ていきましょう。
参考にしてみてくださいね!
■寝室スペースとして
ワンルームや1Kの物件で寝室スペースを設けるとどうしても部屋が狭くなりがちです。
ロフトを寝室スペースとして利用すれば、部屋を広々と使うことができます。実際に寝室として利用している方も多くおられます。
特に冬の時期は、エアコンで暖められた空気がロフトに流れるので暖かくておすすめです。
■収納スペースとして
単身向けの物件では、広い収納スペースがある物件は数が限られてしまいます。
物件によっては、収納がないことも。
ミニマリストの言葉を耳にするようになった近年、最低限の少ない荷物で生活をする人もいますが、それでも収納スペースはしっかり確保しておきたいところですよね!
ロフトを収納スペースとして利用することにより、お部屋がすっきりと片付きます。
荷物の上げ下げが大変なので、大きくて場所を取るもの、季節外れの物、使用頻度が低い物などの置き場としておすすめです。
■隠れ家として
隠れ家的な要素があって、ワクワクするロフト空間は、趣味のスペースとしても人気です。
趣味の物をリビングに置いておくと、知人が来た時に見られてしまいます。
自分の趣味をひっそりと楽しみたい方は、ロフトに自分だけの空間を作って楽しむのもおすすめですよ。
お部屋を広くみせることができ、自分好みにお部屋の有効活用ができるロフト付き物件。
使い勝手の良さがメリットといえますが、もちろんデメリットもあります。
ロフト付き物件のデメリットも合わせて見ていきましょう。
■梯子(はしご)の上り下りが大変!
階段が固定されていなかったり、急な角度の梯子(はしご)がついている物件が多くあります。
慎重に上り下りしないと、うっかり滑ってけがをしてしまう可能性も。
そのため、この上り下りの煩わしさがデメリットと感じる方もいるでしょう。
また荷物の運び入れをするときも少し大変かもしれません。
■掃除が大変!
ロフトの定義として高さ制限(1.4メートル以下)があったように、人が直立できる程の高さはなく、膝立ちできるくらいの天井高の物件が多くみられます。
そのため、リビングのように立ったまま掃除機掛けをすることが難しいので、掃除がしづらいというデメリットもあります。
ドライシートやコロコロ(粘着カーペットクリーナー)などで、こまめな掃除を心がけましょう。
■冷房が効きにくい!
冷房が効きにくいのもデメリットといえるでしょう。
冷たい空気は下におりるため、夏の時期はエアコンをつけていても、ロフトが冷えにくいです。
対策として、サーキュレーターなどを使えば効果的に冷気を循環させることができ、部屋全体を涼しくさせることができるので、おすすめですよ。