地元に愛された星が丘ボウルの新たな姿

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2025年08月06日

地元に愛された星が丘ボウルの新たな姿

星が丘ボウル 再開発
愛知県名古屋市を東西に走る地下鉄東山線【星ヶ丘駅】から徒歩約3分の場所にあった「星が丘ボウル」の跡地、約1万8,510平方メートルの土地を活用する一大プロジェクトが進行中です。
周辺には商業施設や大学などが置かれ、地域の人々が集まるエリアでしたが、そのエリアがどのように変わるのでしょうか。詳しくご紹介します。

「星が丘ボウル」とは?

「星が丘ボウル」とは、名古屋市千種区で1970年から営業を始め、2023年12月5日に53年という長い歴史に幕を閉じたボウリング場です。
「星が丘ボウル」は、ボウリングブーム真っ只中にオープンし、100レーンもある巨大なボウリング場で、連日多くの人がボウリングを楽しんでいました。
またパーティールームも完備しており、ボウリングとあわせて食事を楽しむ団体客も多く、星ヶ丘駅周辺のアミューズメント施設といえば「星が丘ボウル」と言えるほどアイコン的な施設でもありました。
しかし木製のレーンを修理できる業者が減ったことを受けて、2003年には100レーンを60レーンへと整備。
それでも施設全体の老朽化が進み、惜しまれつつも閉店しました。


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【星が丘ボウルに行ってきました!】 

星が丘ボウル跡地で進む再開発とは?

「星が丘ボウル」は名古屋市営地下鉄星ヶ丘駅から徒歩約3分の場所にありました。
その立地を存分に生かした再開発が進んでいます。どのような再開発なのでしょうか。

星が丘ボウル跡地 徒歩8分の戸建用地

(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト

星が丘ボウル 再開発
「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」は、工区が第一期(一期A区)、第二期(二期B区・C区)に分けられて進められています。
第一期は商業施設「星が丘テラス」の増床と、「椙山女学園大学」の新棟建設、歩行者動線の確保や、プロジェクトエリアの中心に位置する芝生広場の一部を整備し、2027年春のオープンを予定。第二期は、住宅用途の建物の新設と商業施設の増床を計画しています。
また星ヶ丘駅周辺は、「星が丘ボウル」跡地の南に「東山動植物園」、「星が丘ボウル」跡地とは星ヶ丘駅を挟んで反対外に位置する「平和公園」など、自然豊かな公園が多いエリア。緑に恵まれた場所であることから、このプロジェクトでも自然が多く配置され、より自然を感じられるような再開発になるようです。
事業名称 (仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト
所在地 愛知県名古屋市千種区星が丘元町16-45
敷地面積 街区全体
18,510.24平方メートル
(既存第2星が丘駐車場/星が丘テラス一部含む)

一期A区
11,254.35平方メートル
(既存第2星が丘駐車場含む)
建物面積 一期A区 3,567.62平方メートル
(既存部分 2,774.97平方メートル)
延床面積 一期A区 16,873.83平方メートル
(既存部分 5,228.94平方メートル)
用 途 大学・商業・事務所他
着工予定 2025年2月
竣工予定 2027年春

(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクトのコンセプト

「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」の開発コンセプトは“New nature, new me”。駅に近い街中にありながら、自然があふれていて居心地のいい街、星が丘の自然、そして発見・出会い・つながりを通じて心の豊かさという本質に気づける街、新しい自分を見つけてなりたい自分になれる街を目指す、を開発コンセプトで表現しています。
 
また、街区全体デザインコンセプトは“Well-being”。開発コンセプトに共感したイギリスの建築家ユニット「クライン・ダイサム・アーキテクツ」が、デザインコンセプト策定と建築ガイドラインを作成しています。緑と人が寄り添う、開放的な空間が創出されるようです。

星が丘ボウル跡地第一期工区で建設予定の施設

第一期で建設される施設について、詳しく見ていきましょう。
【 商業施設 】
 「星が丘テラス」は、市道東山東部第2号線を挟んで「EAST」と「WEST」に分かれています。今回のプロジェクトエリアに面しているのは「星が丘テラス EAST」。
もともと「星が丘テラス」は、店舗が屋外に面しているアウトモール型のショッピングモールです。
今回のプロジェクトでは「星が丘テラス」を増床し、まるで商店街を歩いているかのような街歩きの楽しさを生み出しながら、モノだけでなく価値観を共有できるコミュニティの形成と憩いの場所の提供をおこなっていきます。

また芝生広場を挟んで向かい合う「椙山女学園大学」と連携して、知的好奇心や学びを刺激する文化体験や交流が生まれる店舗や施設になる計画です。

【 大学施設 】
プロジェクトエリアの一角には「星が丘ボウル」跡地の裏手に複数の校舎棟を置いている「椙山女学園大学」の新棟も建設予定。新棟のコンセプトは“Cross Gate”で、“学生や空間が交わり合う(Cross)ことで起きる特別な空間(Gate)”という意味が込められています。
学生、教職員、卒業生、地域住民などが、この場所で活動することでさまざまな情報を得たり、経験に出合うことで、思いがけない相乗効果を生み出す場にしていく予定なのだとか。
情報社会学部の各種教室を中心に、学生向けの電子工作室やデザイン工房、現代社会学科生向けの大規模ワークショップが可能なワークショップルーム、スタジオ、コラボレーションラウンジなどが整備される予定です。

【(仮称)星が丘コミュニティスペース構想 】
 「椙山女学園大学」 の新棟には「星が丘テラス」などを運営する東山遊園株式会社と、学校法人椙山女学園が共同で、「(仮称)星が丘コミュニティスペース」を開発します。コミュニティスペースは“Enrich our life”をテーマとし、働く女性を応援するライフデザインカレッジや、課題解決型授業を実践する場を設けるなどしながら、未来の「椙山女学園大学」を築いていくための機能をもった施設が建設されます。
女性だけでなくあらゆる人が主体的に社会に関わっていくことを応援し、働く女性や子育て世代など今後を担う世代が立ち寄れる場となることが目指されています。
星が丘ボウル 再開発

星が丘ボウル跡地二期B区・C区で建設予定の施設

第二期は、「椙山女学園大学」に隣接する二期B区で地上14階建て、高さ約44.99mの店舗付きマンションの建設、二期C区で商業施設の増床が計画されています。
商業施設を増床することで、「椙山女学園大学」での学び、「星が丘テラス」の商業、芝生広場、そして住宅の一体化が進むでしょう。詳しいプロジェクトの内容は2025年の春頃に公表予定です。
二期B工区に建設予定のマンション概要
名 称 (仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクトB工区
敷地の地名地番 愛知県名古屋市千種区星が丘元町1601-1の一部、1602の一部、1604の一部
用 途 共同住宅、一部店舗
構 造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
高 さ 44.99m
階 数 地上14階 地下1階
敷地面積 4,819.79平方メートル
延べ面積 19,756.01平方メートル
工事着手予定時期 2025年4月1日頃
星が丘ボウル跡地プロジェクト
星が丘ボウル跡地プロジェクト

星ヶ丘駅徒歩11分の中古戸建て

まとめ

いかがでしたか? 地域の人々に長年愛されてきた「星が丘ボウル」の跡地が、商業施設の拡充で生活利便性を高めるだけでなく、自然と触れ合い、地域の人たちの交流までも育む場として生まれ変わることで、星ヶ丘駅周辺の新たなランドマークになるでしょう。再開発がおこなわれることで、地域の魅力や可能性も広がるのではないでしょうか。進学、転勤、結婚、子育て中の方など、みなさんの住まい探しの参考になれば幸いです。
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