こんにちは、星ヶ丘不動産です。
今は、不動産会社に行かなくても簡単に物件を探せる時代になりました。
スマートフォンで検索すれば、売地、中古マンション、中古戸建、賃貸物件まで、たくさんの物件情報を見ることができます。
価格も分かる。
間取りも分かる。
場所も分かる。
室内写真も見られる。
さらに最近では、過去の取引価格や地価、防災情報、都市計画などもインターネットで確認できるようになっています。
では、これだけ情報が手に入る時代に、
「不動産会社って本当に必要なの?」
と思う方もいるのではないでしょうか。
私たち自身、不動産会社を経営していて、このことを考えることがあります。
そして最近思うのは、
これからの不動産会社に必要なのは、「物件を紹介すること」だけではない
ということです。
昔は「物件情報を持っていること」に価値があった
少し前まで、不動産会社と一般のお客様では、持っている情報量に大きな差がありました。
「どんな物件が売りに出ているのか」
それ自体を知るために、不動産会社へ行く意味がありました。
しかし現在は違います。
大手不動産ポータルサイトを見れば、たくさんの物件が掲載されています。
国土交通省の「不動産情報ライブラリ」では、実際の不動産取引価格、地価、防災情報、都市計画情報なども一般の方が確認できます。
つまり、
「情報を持っているだけの不動産会社」の価値は、以前より小さくなっている
と私たちは考えています。
でも「情報があること」と「判断できること」は違います
例えば、星ヶ丘周辺で5,000万円の土地が売りに出ていたとします。
インターネットを見れば、
・価格
・土地面積
・坪単価
・最寄り駅
・用途地域
・建ぺい率・容積率
・前面道路
などは確認できるでしょう。
しかし、本当に知りたいのはその先ではないでしょうか。
「結局、この土地は5,000万円で買っていいの?」
ということです。
同じ50坪の土地でも、
道路との高低差がある。
間口が狭い。
土地の形が悪い。
擁壁がある。
建築すると造成費がかかる。
希望する建物が入らない。
こうした条件によって、その土地の価値は変わります。
逆に、一見すると少し高く感じても、
土地の形が良い。
道路付けが良い。
将来的にも需要が期待できる。
そういった物件なら、結果的に良い買い物になることもあります。
不動産は「坪単価」だけでは判断できません。
売却するときも同じです
これは不動産を売る場合も同じです。
最近はインターネットで簡単に査定できるサービスも増えました。
住所や面積、築年数などを入力すると、すぐに査定価格が表示されます。
便利なサービスだと思います。
ただし、
「査定価格」と「実際に売れる価格」は必ずしも同じではありません。
例えば中古住宅なら、
室内の状態、
リフォーム履歴、
外観、
庭の状態、
駐車場、
日当たり、
周辺環境、
そして何より、
「その物件を誰に売るのか」
によって販売方法が変わります。
古い家だからといって、必ず解体した方が良いとは限りません。
リフォームしてから売った方が良いとも限りません。
そのまま中古戸建として探している人がいるかもしれませんし、土地として探している人がいるかもしれません。
場合によっては、
「何もしないこと」が一番良い売却方法
ということもあります。
不動産会社の仕事は「物件を探す」から「一緒に考える」へ
これからさらにインターネットやAIが進化していけば、物件探しはもっと簡単になっていくと思います。
条件を入力するだけで、
「あなたにはこの物件がおすすめです」
とAIが提案してくれることも、当たり前になっていくでしょう。
だからこそ、不動産会社の役割も変わっていくと思っています。
物件を探す。
資料を送る。
内覧する。
もちろん、これらも大切な仕事です。
しかし、それ以上に大切になるのは、
「一緒に考えること」
ではないでしょうか。
「買えます」より「買わない方がいい」が言えるか
私たちが大切だと思っていることがあります。
それは、
お客様が気に入っている物件でも、良くないと思えば伝えること。
です。
不動産会社からすると、物件を買っていただけば仲介手数料が発生します。
極端に言えば、契約にならなければ売上にはなりません。
それでも、
「この土地なら、もう少し待ってもいいと思います」
「この価格なら少し高いと思います」
「建築費まで考えると別の土地の方が良いかもしれません」
と言える会社でありたいと思っています。
なぜなら、不動産は金額が大きいからです。
数千万円という買い物で、
「契約してもらうこと」をゴールにしてはいけない
と思っています。
不動産は買った瞬間より「その後」の方が長い
家を買うとき、多くの方が考えるのは、
「この家に住みたい」
ということだと思います。
もちろん、それが一番大切です。
ただ、私たちはもう一つ考えてほしいことがあります。
「将来、この不動産をどうするのか」
ということです。
10年後に売却するかもしれません。
転勤するかもしれません。
家族構成が変わるかもしれません。
相続することになるかもしれません。
そのとき、
売りやすいのか。
貸しやすいのか。
土地として価値が残るのか。
住宅ローンの残債以上で売却できそうなのか。
不動産は、
「買えるかどうか」だけではなく「将来どうなるか」まで考えて買う。
私たちは、この考え方がこれからますます重要になると思っています。
星ヶ丘・名東区・千種区でも「場所だけ」で判断しない
星ヶ丘周辺や名東区、千種区で不動産を探している方から、
「この辺なら資産価値は大丈夫ですよね?」
と聞かれることがあります。
しかし、同じ地域でも不動産は一つひとつ違います。
一本道路が違うだけでも条件は変わります。
同じ町内でも、
・道路幅
・高低差
・土地の形
・接道方向
・周辺建物
・用途地域
などによって評価は変わります。
そのため、
「人気エリアだから大丈夫」
という判断だけで購入するのはおすすめしていません。
地域を見ること。
そして、
その中で一つひとつの不動産を見ること。
両方が必要だと思います。
情報が増えたからこそ「相談相手」が重要になる
インターネットによって、不動産業界は以前よりずっと透明になりました。
これはとても良いことだと思います。
お客様自身が相場を調べたり、物件を比較したりできるからです。
でも、情報が増えれば増えるほど、
「結局どれが正しいの?」
「この物件は買っていいの?」
「この価格は高いの?」
という新しい悩みも増えていきます。
だから、これからの不動産会社に必要なのは、
情報を持っていることではなく、その情報をどう判断するか。
そして、
その判断を一緒に考えられること。
なのかもしれません。
星ヶ丘不動産が目指したい不動産会社
私たちは、何でも売る不動産会社を目指しているわけではありません。
たくさん物件を紹介することだけがサービスだとも思っていません。
「この物件どう思います?」
と聞かれたときに、
良ければ良い。
高ければ高い。
気になるところがあれば気になる。
買わない方が良いと思えば、そう伝える。
そんな、できるだけ普通の感覚で相談できる不動産会社でありたいと思っています。
物件情報そのものは、これからもっと簡単に手に入るようになるでしょう。
それでも、
「最後に誰に相談するか」
は、なくならないと思っています。
不動産を買うとき。
売るとき。
貸すとき。
「ちょっと聞いてみようかな」
そんなときに星ヶ丘不動産を思い出していただける会社でありたいと思います。
これからの時代、不動産会社の価値は、
「物件を知っていること」から「人として相談できること」へ。
私たちは、そんなふうに考えています。