物件をご案内していると、たまに聞かれます。
「ここって、事故物件じゃないですよね?」
そして、もう少しストレートな方だと……
「おばけ、出ませんよね?」
うーん。
これはなかなか難しい質問です(笑)
今回は、不動産屋が「何かあった物件」をどうやって確認しているのか、少しだけ真面目にお話しします。
まず結論。おばけの調査はできません
不動産屋が調査できるのは、
「過去に何があったのか」
という事実です。
残念ながら、
「この部屋に霊がいるか」
「夜中の2時に廊下に誰か立っているか」
「お風呂場から視線を感じるか」
……これは調査できません(笑)
宅地建物取引士の試験にも出てきません。
では、何を確認するの?
売買や賃貸の取引では、売主様や貸主様などから物件について分かっていることを確認します。
その中には、過去に物件内で人が亡くなったことなどが含まれる場合があります。
ただし、
「人が亡くなったことがある=必ず事故物件」
という単純な話ではありません。
自然死や日常生活の中での不慮の事故など、事情によって取り扱いは異なります。
国土交通省からも、不動産取引における人の死について告知の考え方をまとめたガイドラインが示されています。
「ネットに載っていた」はどうなの?
最近は、住所を検索するといろいろな情報が出てきます。
「あのマンションで昔……」
「この部屋は……」
なんて情報を見つけることもあります。
でも、インターネット上の情報だけで、
「はい、この物件は事故物件です!」
とは判断できません。
ネットの情報には、正しいものもあれば、噂や不正確な情報もあります。
だからこそ、私たちは確認できる資料や関係者からの情報などをもとに判断していきます。
近所のおじいちゃんが最強説
これは少し余談ですが……
不動産の仕事をしていると、
「近所の人、めちゃくちゃ詳しいな」
と思うことがあります(笑)
「あそこは昔○○だったよ」
「前はこんな建物が建ってたよ」
「あの道は昔もっと細かったよ」
などなど。
Googleより昔の街を知っています。
もちろん、それだけで重要な事実を判断することはできません。
でも、不動産屋にとって地域の話を聞くことは意外と大切です。
特に長くその地域に住んでいる方のお話は、
昔の街を知るヒント
になることがあります。
もし「この部屋、何となく怖い」と思ったら?
ここからは法律ではなく、完全に個人的なお話です。
物件を見たときに、
「条件はいいんだけど、なんとなく好きじゃない」
と思うことがあります。
これは、おばけとは関係ありません。
日当たりだったり、
天井の高さだったり、
周辺の雰囲気だったり、
部屋の匂いだったり。
理由は説明できなくても、
「なんか違う」
という感覚。
家は毎日帰る場所なので、こういう感覚も意外と大切だと思っています。
逆に玄関を開けた瞬間、
「あ、この家好き!」
となる物件もあります。
不動産って面白いもので、スペックだけでは決まらないんですよね。
ということで……
星ヶ丘不動産では、物件について分かっていること、確認できることは、きちんと確認してお伝えします。
ただし、
「この家におばけはいませんよね?」
については……
保証できません(笑)
もし内見中に、
誰もいない部屋から、
「いらっしゃい……」
と聞こえてきた場合は……
その物件のご紹介は、
いったん保留にさせていただきます。👻
星ヶ丘不動産でした。
