夜の内見。誰もいない部屋から聞こえた「音」の正体

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2026年10月12日

夜の内見。誰もいない部屋から聞こえた「音」の正体

不動産屋の仕事をしていると、夜に物件をご案内することがあります。

特に冬。

17時を過ぎれば、もう真っ暗。

昼間なら何とも思わない普通のマンションも、夜になると……

なぜかちょっと怖い。

今回は、そんな「夜の内見」のお話です。

誰もいない空室へ

その日は仕事終わりのお客様をご案内するため、夜にマンションへ。

もちろん空室です。

玄関の鍵を開けて、

「どうぞー」

と、いつものように中へ入ります。

電気をつけて、リビング、キッチン、収納……

普通にご案内していました。

すると。

「……コトッ」

ん?

何か音がしました。

こういうとき、お客様もだいたい気づいています

聞こえなかったフリをして(笑)、そのまま説明を続けます。

「こちらの収納が結構広くてですね……」

「……ガタン」

…………。

今度は明らかに聞こえました。

お客様もこちらを見ます。

私もお客様を見ます。

そして一言。

「今、音しましたよね?」

こうなると、もう内見どころではありません(笑)

誰もいないはずなんですけど……

念のため、部屋を確認します。

洋室。

誰もいない。

クローゼット。

もちろん誰もいない。

浴室。

誰もいない。

トイレ。

誰もいない。

当たり前です。

誰かいたら、その方が大事件です(笑)

ところが、しばらくすると……

また、

「コトッ……」

……怖い。

不動産屋だからといって、こういうものに強いわけではありません。

音の正体は……

結局、その音の正体は、

風で動いていた建具でした。

窓まわりから入るわずかな風で、建具が少しずつ動いていたようです。

分かってしまえば、

「なんだ(笑)」

という話。

でも、正体が分かるまでの数分間は、

完全に怪談です。

空室って、意外と音がします

誰も住んでいない部屋は静かなので、普段なら気にならない小さな音がよく聞こえます。

建具が動く音。

配管から聞こえる音。

換気口から入る風の音。

隣や上の部屋の生活音。

冷蔵庫もテレビも、人の話し声もないので、余計に響くんですよね。

だから夜の内見で、

「今、何か音がした!」

となっても……

すぐに「出た!」とは思わなくて大丈夫です。

たぶん。

それでも夜の内見にはメリットがあります

怖い話ばかりしましたが(笑)、実は夜の内見にはメリットもあります。

昼間とは違う周辺の雰囲気。

夜道の明るさ。

マンションの共用部分。

近隣から聞こえる生活音。

仕事から帰宅する時間帯の交通量。

実際に住み始めたときの生活に近い状態を確認できます。

昼間に気に入った物件でも、可能であれば夜に周辺を見てみるのもおすすめです。

最後に

ちなみに夜の内見で、

誰もいない部屋から音がして、

建具でもない。

配管でもない。

風でもない。

隣の部屋でもない。

それでも……

「トントントン……」

と聞こえてきた場合。

そのときは、

私たちも一緒に帰ります。👻

星ヶ丘不動産でした。

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