動産屋をやっていると、本当にたくさんの間取り図を見ます。
1LDK。
2LDK。
3LDK。
よく見るファミリータイプから、ちょっと変わったデザイナーズ物件まで。
これだけ見ていると、だいたいの間取りでは驚かなくなります。
でも……
たまにあります。
間取り図を見た瞬間、
「……なんで?」
となる物件が(笑)
今回は、そんな「ちょっと不思議な間取り」のお話です。
① なぜそこにトイレ?
間取り図を見ていて、たまに二度見するのがトイレの位置。
リビングのすぐ横。
しかも、
かなり近い。
近いどころか、
「ほぼリビングじゃない?」
という物件もあります(笑)
もちろん扉はあります。
壁もあります。
でも……
テレビを見ながら家族団らん。
そのすぐ横にトイレ。
これはなかなかの距離感です。
家族の絆が試されます。
② この部屋、ベッドどうやって置くの?
「洋室6帖」
おっ、十分ですね!
と思って間取り図を見ると……
ドア。
クローゼット。
窓。
もう一つドア。
……。
ベッドを置く壁がない。
6帖という数字だけを見ると十分な広さなのに、実際に家具を置こうとすると、
「あれ?」
となることがあります。
物件探しでは「○帖」という広さだけではなく、
家具をどこに置くか
まで想像して見るのがおすすめです。
③ なぜこの収納だけ巨大なの?
居室4.5帖。
収納……
3帖。
「もう一部屋作れたんじゃない?」
と思うくらい収納が大きい物件があります(笑)
でも、これは意外と住んでみると便利だったりします。
洋服。
スーツケース。
ゴルフバッグ。
季節家電。
扇風機。
クリスマスツリー。
生活していると、物ってどんどん増えますからね。
最初は、
「収納こんなにいらないよ」
と思っていても、
数年後には、
「もっと収納ほしい」
となっていたりします。
④ 「ここ何に使うの?」という謎スペース
個人的に結構好きなのがこれです。
廊下の途中に、
謎の1帖。
部屋でもない。
収納でもない。
何かを置くためなのかもよく分からない。
こういう場所を見ると、不動産屋としてはちょっとワクワクします(笑)
「ここ書斎にできるんじゃない?」
「子供の秘密基地にできそう」
「犬のスペースにしたらかわいい」
などなど。
一見「無駄」に見えるスペースが、
その家で一番お気に入りの場所になることもあります。
⑤ 間取り図だけでは分からないことも多い
そして、これが一番大切です。
間取り図では、
「うーん……微妙かな」
と思っていた物件。
実際に見てみたら、
「めちゃくちゃいい!」
ということがあります。
逆もあります。
間取り図では完璧。
広さも十分。
収納もある。
ところが実際に行ってみると、
「なんか狭く感じる……」
不思議ですよね。
天井の高さ。
窓の位置。
日当たり。
家具の配置。
廊下の幅。
視線の抜け方。
こういったものは、間取り図だけではなかなか分かりません。
「変な間取り」も悪くない
不動産屋をやっていると、きれいに整った間取りをたくさん見ます。
でも、なぜか記憶に残るのは、
ちょっと変な家。
「なんでここにこれ作ったんだろう?」
「このスペース何に使うんだろう?」
そんな家の方が、住む人によってはものすごく面白い家になったりします。
だから物件探しでは、
間取り図を見ただけで、
「これはナシ!」
と決めてしまわず、
ちょっと気になったら実際に見てみる。
それくらいがちょうどいいかもしれません。
そして……
間取り図を見ていて、
誰も入れない場所に、
「洋室3帖」
と書いてあった場合。
それだけは私たちも、
「……どうやって入るんだろう?」
と悩みます(笑)
星ヶ丘不動産でした。
