AIで家を探す時代、不動産会社は必要なくなる?

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2026年09月23日

AIで家を探す時代、不動産会社は必要なくなる?

こんにちは、星ヶ丘不動産です。

最近、仕事でも日常生活でも「AI」という言葉を聞かない日はなくなりました。

文章を書く。

画像を作る。

旅行を計画する。

商品を比較する。

分からないことを調べる。

以前なら自分で何時間も調べていたことを、AIに聞けば数秒で答えてくれるようになりました。

では、

不動産はどうでしょうか。

例えばAIに、

「名古屋市内で、星ヶ丘駅から徒歩15分以内。予算6,000万円以内。子育てしやすくて、将来売却しやすい戸建を探して」

と頼む。

するとAIが、

候補物件を探す。

価格を比較する。

周辺環境を調べる。

ハザード情報を確認する。

住宅ローンを計算する。

そして、

「この3物件がおすすめです」

と提案する。

そんな家探しが当たり前になる可能性があります。

そこで、不動産会社を経営している私たち自身も考えます。

「AIでここまでできるようになったら、不動産会社って必要なくなるの?」

今回は少し未来の不動産業界について考えてみたいと思います。

物件を「探す」だけならAIの方が得意になるかもしれない

物件を「探す」だけならAIの方が得意になるかもしれない「この物件、高い?」もAIに聞ける

さらにAIは価格比較も得意です。

例えば、

星ヶ丘駅徒歩12分。

土地45坪。

5,500万円。

という物件があったとします。

AIに、

「これって高い?」

と聞けば、

周辺の売出物件。

過去の取引事例。

地価。

駅距離。

土地面積。

築年数。

などを比較して、

「周辺相場より5%程度高い可能性があります」

というような回答をするかもしれません。

今まで、

不動産会社に聞かなければ分からなかったこと

の一部が、自分で調べられるようになるわけです。

住宅ローンもAIが比較するようになる

住宅ローンも同じです。

今は、

銀行A。

銀行B。

ネット銀行C。

それぞれ金利や条件を比較します。

これもAIに、

年齢。

年収。

勤務先。

自己資金。

購入物件。

借入希望額。

などを伝えれば、

「あなたなら、この3つの住宅ローンが候補です」

と提案するようになるでしょう。

さらに、

変動金利。

固定金利。

繰上返済。

35年。

40年。

それぞれをシミュレーションして、

「この借り方が一番合っています」

と提案してくれる。

ここまで来ると、

家探しのかなりの部分をAIができるようになります。

では、不動産会社はいらなくなる?

ここまで読むと、

「やっぱり不動産会社はいらなくなるのでは?」

と思うかもしれません。

実は私たちも、

「物件情報を持っているだけの不動産会社」は厳しくなっていく

と思っています。

以前は、

不動産会社しか持っていない情報。

不動産会社に行かないと分からない物件。

というものが、今よりたくさんありました。

でも情報はどんどんオープンになっています。

そしてAIが進化すれば、

その大量の情報を整理することまでAIがやってくれる。

そうなると、

「物件を検索して資料を送る」だけでは、不動産会社にお願いする意味は小さくなる

でしょう。

これは不動産会社側が受け入れなければいけない変化だと思います。

でも不動産には「現地」がある

一方で、不動産には他の商品と大きく違うところがあります。

それは、

必ず「場所」がある

ということです。

例えば土地。

資料では、

南向き。

前面道路6m。

駅徒歩12分。

整形地。

と書いてある。

条件だけを見ると、とても良さそうです。

でも現地へ行ってみると、

思ったより坂がきつい。

隣の建物が近い。

道路の交通量が多い。

夕方になると車が混む。

周辺を歩くと少し雰囲気が違う。

逆に、

ネット上では普通に見えた土地なのに、

現地へ行くと、

静か。

明るい。

風が抜ける。

街並みがきれい。

「ここ、いいな」

と感じることもあります。

不動産には、データだけでは分からないものがあります。

星ヶ丘周辺は特に「現地を見る」ことが重要

例えば星ヶ丘周辺や千種区、名東区。

このあたりは、

高低差

がある場所も多いです。

同じ「駅徒歩10分」でも、

平坦な10分と、

坂を上る10分では感覚が違います。

土地についても、

道路から少し上がっている。

擁壁がある。

隣地との高低差がある。

ということがあります。

地図だけを見ると近い。

数字だけを見ると良い。

でも、

実際に歩いてみると印象が違う。

これは地域密着の不動産会社だからこそ伝えられる部分だと思います。

AIは「正解」を出しても、「決断」はしてくれない

例えば、

5,500万円の土地。

AIに分析してもらった結果、

「相場としては妥当です」

となった。

住宅ローンも問題ない。

ハザードも問題ない。

建築もできる。

それでも最後に、

「本当に5,500万円払って、この土地を買いますか?」

という問題が残ります。

不動産は数千万円の買い物です。

多くの方にとって、人生で何度も経験することではありません。

契約直前になると、

「本当にここでいいのかな?」

と思うのは普通だと思います。

そんなとき、

データだけではなく、

「私ならどう思うか」

「この家族ならどう思うか」

「他の選択肢と比べてどうか」

を一緒に考える。

これは、AIが進化しても残る仕事ではないでしょうか。

「買えます」と「買った方がいい」は違う

AIは、

「この物件は購入可能です」

と判断できるでしょう。

住宅ローンも通る。

予算内。

条件にも合っている。

でも、

買えるからといって、買った方がいいとは限りません。

例えば、

予算ギリギリ。

将来売却しにくい。

建築費が想定以上にかかる。

少し待てば、もっと希望に近い物件が出る可能性がある。

こういうとき、

「今回は見送ってもいいんじゃないですか?」

と言えること。

これからの不動産会社には、むしろこうした役割が重要になると思っています。

AI時代ほど「買わない方がいい」が言える会社が残る?

不動産会社は、契約が成立すると仲介手数料などの売上が発生します。

つまり、

買ってもらう。

売ってもらう。

契約してもらう。

ことで商売が成立します。

これは今後も基本的には変わらないでしょう。

だからこそ、

お客様が買おうとしているときに、

「私なら今回は買わないと思います」

と言うのは簡単ではありません。

でもAIで物件情報が簡単に手に入る時代になるほど、

こうした部分が、

不動産会社を選ぶ理由

になるのではないでしょうか。

不動産仲介手数料の意味も変わっていくかもしれない

これからは、

「物件を紹介しただけで、なぜ仲介手数料を払うの?」

という疑問も、今以上に増えてくるかもしれません。

これは不動産会社側も考える必要があります。

物件情報を送る。

内覧する。

契約書を作る。

それだけでは、

「それにこの金額を払うの?」

と思われる時代が来ても不思議ではありません。

だからこれからの仲介手数料は、

情報を紹介した対価

ではなく、

調査。

判断。

交渉。

契約。

リスクの確認。

住宅ローン。

引き渡し。

そして、

安心して決断するためのサポート。

そうした仕事全体への対価として考えてもらえるようにする必要があると思います。

AIがあることで、不動産会社の仕事はむしろ深くなる

私たちはAIを、

不動産会社の仕事を奪うものとは考えていません。

むしろ、

単純な仕事をAIに任せられる

と考えています。

物件を検索する。

相場データを整理する。

資料をまとめる。

住宅ローンを計算する。

こうした作業をAIが手伝ってくれれば、

不動産会社はもっと、

現地を見る。

物件を調査する。

お客様の話を聞く。

売主と交渉する。

将来のことを考える。

という仕事に時間を使えます。

これは、お客様にとっても良いことだと思います。

AIと不動産会社、どちらかではなく「両方使う」

これから家を探す方には、

AIをどんどん使ってほしいと思っています。

例えば気になる物件があれば、

AIに、

「この物件のメリット・デメリットを教えて」

と聞いてみる。

周辺相場を調べる。

住宅ローンを計算する。

ハザード情報を確認する。

そのうえで、

不動産会社に、

「AIではこう言われたけど、実際どう思います?」

と聞く。

これでいいと思います。

不動産会社側も、

「AIなんて信用しないでください」

ではなく、

AIと一緒に考える

くらいでいい。

情報を隠す時代ではなく、

情報を共有して一緒に判断する時代になると思います。

10年後、不動産会社は何で選ばれる?

2036年。

今から10年後を想像してみます。

物件探しはAI。

住宅ローン比較もAI。

価格査定もAI。

契約書のチェックもAI。

かなりのことが自動化されているかもしれません。

では、そのとき不動産会社は何で選ばれるのでしょう。

私たちは、

最後は「人」なのではないか

と思っています。

この人なら相談できる。

この人なら悪いことも言ってくれる。

この人なら売主と交渉してくれる。

この人なら何かあったとき逃げない。

そして、

「この人が大丈夫と言うなら買おう」

と思える。

情報量ではなく、

判断を任せられるかどうか。

そんなところで選ばれるようになるのかもしれません。

「詳しい人」より「自分のことを分かっている人」

もう一つ重要になると思うのが、

お客様を理解すること

です。

例えば同じ5,000万円の家でも、

ある家族には最高の家。

別の家族には合わない家。

ということがあります。

子ども。

仕事。

通勤。

車。

趣味。

休日。

将来の住み替え。

住宅ローン。

価値観。

これらを知っているから、

「この物件は合いそう」

と言える。

AIも将来的にはかなり理解できるようになるでしょう。

それでも、

何度も話して、

一緒に物件を見て、

「前回の家より今回の方が好きそうですね」

と言えるような関係。

これは不動産という大きな買い物では、意外と重要なのではないでしょうか。

売却でもAIは当たり前になる

AIの影響は、家を買う側だけではありません。

売却も変わります。

住所を入力すれば、

AIが査定する。

周辺成約事例を比較する。

適正価格を提案する。

販売戦略まで作る。

そんな時代になるでしょう。

すると、

「無料査定します!」だけでは、不動産会社の特徴にならなくなる

と思います。

査定額そのものより、

なぜその価格なのか。

その価格で誰が買うのか。

どう売るのか。

どこまで価格交渉に応じるのか。

売れなかったら次にどうするのか。

こうした、

査定の「その先」

が重要になります。

AI時代に残る不動産会社の5つの条件

私たちなりに、これから必要になる不動産会社を考えてみました。

① 現地を見る

データだけで判断しない。

② 悪いことも伝える

売るため、買ってもらうためだけの説明をしない。

③ 判断できる

情報を渡して終わりではなく、

「私はこう思います」

と言える。

④ 交渉できる

価格、条件、引き渡しなど、人と人との間を調整する。

⑤ 最後まで責任を持つ

契約したら終わりではなく、引き渡しまで対応する。

AIが便利になればなるほど、

こうした仕事の価値が逆に分かりやすくなるのかもしれません。

星ヶ丘不動産もAIを使っていくと思います

私たち自身も、これからAIを使わない不動産会社ではいられないと思っています。

物件調査。

相場分析。

資料作成。

文章。

写真。

業務効率化。

使えるものは積極的に使っていく。

その方が仕事は早くなります。

でも、

AIを使って効率化した時間を、何に使うか。

ここが大切だと思います。

私たちは、

現地を見る時間。

お客様と話す時間。

物件について考える時間。

そして、

「本当にこれでいいのか?」

を考える時間に使いたいと思っています。

AIに聞いたあと、最後に相談される不動産会社へ

これからは、

不動産会社に電話する前にAIに聞く。

そんな人が増えると思います。

それでいいと思います。

むしろ、

たくさん調べてください。

AIにも聞いてください。

他の物件とも比較してください。

そのうえで、

「いろいろ調べたんですけど、この物件どう思います?」

と相談してもらえる。

私たちは、そんな不動産会社になれたらいいと思っています。

物件情報を持っているから選ばれるのではなく、

最後の判断を相談したいから選ばれる。

AIで家を探せる時代になっても、

不動産会社が完全になくなることはないと思います。

ただし、

必要とされる不動産会社の形は、間違いなく変わっていく。

物件を紹介する会社から、

一緒に判断する会社へ。

情報を持っている会社から、

信頼して相談できる会社へ。

AIが進化すればするほど、

最後に残るのは案外、

「この人に聞いてみよう」

なのかもしれません。

星ヶ丘不動産も、

そんなふうに思い出してもらえる不動産会社を目指していきたいと思います。
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