こんにちは、星ヶ丘不動産です。
家を買うとき、
不動産会社に行く。
物件を紹介してもらう。
車で何件か案内してもらう。
気に入った物件があれば、もう一度内覧する。
住宅ローンを申し込む。
契約する。
これが今までの一般的な家探しでした。
でも、あと数年したら、この流れはかなり変わっているかもしれません。
例えば2030年。
自宅でAIに希望条件を伝える。
候補物件が自動的に絞り込まれる。
VRで室内を見る。
家具を置いた状態を画面上で確認する。
住宅ローンもオンラインで比較する。
重要事項説明をオンラインで受ける。
契約も電子契約。
極端に言えば、
一度も不動産会社の店舗に行かずに家を買う。
そんな住宅購入が珍しくなくなっている可能性があります。
では、
「一度も現地を見ないで家を買う」
ところまで進むのでしょうか。
今回は少し先の2030年を想像しながら、これからの家探しについて考えてみたいと思います。
すでに「不動産会社へ行かない家探し」は始まっている
実は2030年を待つまでもなく、家探しはかなり変わっています。
以前なら、
まず不動産会社へ行く。
希望条件を伝える。
物件資料を見せてもらう。
という流れでした。
現在は、
まずスマートフォンで探す。
気になる物件を保存する。
Googleマップで周辺を見る。
ストリートビューを見る。
口コミを見る。
ハザード情報を調べる。
ある程度自分で調べてから、不動産会社に問い合わせる。
という方が増えています。
つまり、
「物件を探し始める場所」は、すでに不動産会社の店舗ではなくなっています。
2030年には、この流れがさらに進むのではないでしょうか。
2030年は「検索する」ことすら減るかもしれない
今は不動産ポータルサイトで、
価格。
駅距離。
土地面積。
間取り。
築年数。
などを入力して検索します。
でもAIがさらに進化すると、
この「条件を入力して検索する」という作業自体が減るかもしれません。
例えば、
「夫婦と子ども2人。名古屋市東部。予算6,000万円くらい。車2台。駅は多少遠くてもいいけど、静かな場所。10年後に売却する可能性もある。」
これだけ伝える。
するとAIが、
「あなたの家族なら、この5物件が合いそうです」
と提案する。
さらに、
「以前保存した物件を見ると、あなたは土地が広い家より、駅に近くて内装の雰囲気が良い家を好む傾向があります」
くらいまで分析するかもしれません。
自分でも気づいていない好みをAIが理解する。
そんな家探しになる可能性があります。
VR内見はもっと普通になる
家探しで大きく変わりそうなのが、
内見です。
現在でも360度カメラなどを使った物件紹介があります。
でも2030年には、もっと自然になっているかもしれません。
VRを使って、
玄関から入る。
リビングへ行く。
キッチンに立つ。
2階へ上がる。
バルコニーを見る。
実際に歩いているような感覚で室内を見る。
さらに、
「このソファを置いて」
と言えば家具が表示される。
「床を無垢材にして」
と言えば床が変わる。
「この壁を取ったら?」
と言えばリフォーム後のイメージが表示される。
そうなると、
今の「写真を見る」家探しから、「仮想空間の中を歩く」家探し
へ変わっていくでしょう。
中古住宅こそVRとAIが面白い
特に面白いのは中古住宅です。
例えば築30年の中古戸建。
現状では、
古いキッチン。
古い浴室。
古いクロス。
昔ながらの間取り。
これだけを見ると、
「ちょっと古いな」
で終わってしまう方もいます。
でもAIとVRで、
壁を取る。
床を張り替える。
キッチンを交換する。
照明を変える。
家具を置く。
ということがその場でできたらどうでしょう。
「この家、リノベーションしたら結構いいかも」
となるかもしれません。
これは中古住宅市場にとって、かなり大きな変化になる可能性があります。
空室に家具を置く必要もなくなる?
現在でも中古マンションや新築住宅では、
家具を置いて生活をイメージしやすくする「ホームステージング」があります。
でも将来的には、
実際に家具を運ばなくても、
AIが写真上に家具を配置する。
北欧風。
モダン。
和風。
ホテルライク。
好きな雰囲気に変える。
ということが普通になるでしょう。
ただし、ここで注意も必要です。
「実際の状態」と「完成イメージ」をきちんと分けること。
AIできれいに見せることが簡単になればなるほど、
どこまでが実物なのか。
どこからがイメージなのか。
不動産会社側の説明責任も重要になってくると思います。
物件を見に行く回数は減ると思います
今までは、
5物件。
10物件。
と現地を見ることも珍しくありませんでした。
でもVRや動画、AIが進化すれば、
まずオンラインで10物件を見る。
その中から3物件に絞る。
最後に現地を見る。
という方法が増えると思います。
これは非常に良い変化だと思います。
1物件見るだけでも、
移動。
待ち合わせ。
内覧。
移動。
で時間がかかります。
10物件見るとなれば、かなり大変です。
それを、
オンラインで10件→現地で2〜3件
にできる。
買主さんにも不動産会社にもメリットがあります。
では「現地内見ゼロ」で買う人も増える?
増えると思います。
特に、
投資用不動産。
遠方の物件。
セカンドハウス。
すでに土地勘があるエリア。
同じマンション内での買い替え。
こうした場合、
現地を見ないで購入するケースは増える可能性があります。
実際、
写真。
動画。
VR。
オンライン通話。
建物資料。
インスペクション。
などの情報が十分あれば、
現地へ行かなくてもかなりの部分を確認できます。
でも、
マイホームについては、私たちは一度現地を見てほしいと思っています。
画面では「坂道のきつさ」が分からない
例えば星ヶ丘周辺。
地図を見ると、
駅徒歩10分。
便利そうです。
でも実際に歩くと、
「思ったより坂だな」
ということがあります。
これはGoogleマップでもある程度確認できます。
でも、
夏の暑い日に歩く。
買い物袋を持って歩く。
子どもと歩く。
雨の日に歩く。
という感覚までは分かりません。
駅徒歩10分という数字は同じでも、10分の中身は違います。
これは現地でしか分からないことの一つです。
音も意外と重要です
物件写真から分からないもの。
それが、
音です。
前面道路を走る車。
近くの学校。
電車。
飛行機。
近隣店舗。
犬。
子どもの声。
昼は静かでも、朝は交通量が多い。
平日は静かでも、休日は人が多い。
こうしたことがあります。
もちろん将来的には、AIが周辺の騒音データまで分析するかもしれません。
それでも、
「自分が気になる音かどうか」
は本人にしか分かりません。
「匂い」も画面からは分からない
さらに難しいのが匂いです。
飲食店。
工場。
川。
ごみ置場。
ペット。
タバコ。
中古住宅そのものの匂い。
これはVRでは伝わりません。
家を購入するとき、
写真ではものすごく良かったのに、
現地に入った瞬間、
「なんとなく違う」
と感じることがあります。
その「なんとなく」の中には、
音。
匂い。
明るさ。
空気。
広さ。
天井高。
周辺の雰囲気。
いろいろな情報が入っています。
日当たりも「南向き」だけでは分からない
物件資料には、
「南向き」
と書いてあります。
だから日当たりが良いと思った。
でも現地を見ると、
南側に大きな建物がある。
ということもあります。
逆に、
南向きではないけれど、
前面が大きく開けていて非常に明るい。
という住宅もあります。
さらに、
午前10時。
午後3時。
夏。
冬。
で太陽の入り方は変わります。
将来的にはAIが季節ごとの日照までかなり正確にシミュレーションするでしょう。
それでも、
「この明るさが好き」
という感覚は、実際に現地へ行った方が分かりやすいと思います。
「数字では普通なのに、なんかいい家」がある
不動産を見ていると、ときどきあります。
駅徒歩15分。
築20年。
土地40坪。
特別広いわけでもない。
設備も普通。
数字だけを見ると、
特別な物件ではありません。
でも現地へ行くと、
「なんか、この家いいな」
と思う。
逆もあります。
駅徒歩5分。
築浅。
南向き。
人気エリア。
条件は完璧。
でも現地へ行くと、
「なんか違う」
と思う。
不動産には、この「なんか」があります。
AIがどれだけ進化しても、
最後は意外と、
人間の感覚が購入を決める
のではないでしょうか。
契約はほぼオンラインになるかもしれない
一方で、
現地確認以外の部分は、かなりオンライン化が進むと思います。
物件資料。
住宅ローン。
重要事項説明。
売買契約。
本人確認。
各種書類。
現在でもデジタル化は進んでいます。
2030年には、
「契約のためだけに不動産会社へ行く」
ことは、今よりずっと少なくなっているかもしれません。
これは便利だと思います。
仕事を休む必要がない。
遠方から来る必要がない。
書類を大量に持ち帰る必要もない。
便利にできるところは、どんどん便利になっていいと思います。
でも契約が簡単になるほど「理解」が重要になる
少し気になることもあります。
スマートフォンで、
確認。
確認。
確認。
電子署名。
契約完了。
あまりにも簡単になると、
数千万円の契約をしている感覚が薄くなる可能性があります。
不動産売買契約には、
手付金。
住宅ローン特約。
契約解除。
境界。
設備。
引き渡し条件。
契約不適合責任。
など、大切な内容がたくさんあります。
契約方法は便利になっても、
契約内容まで簡単になるわけではありません。
ここは2030年になっても、不動産会社がきちんと説明する必要があると思います。
2030年の内見は「確認するため」に変わる?
今までは、
内見して物件を知る。
という意味が大きかったと思います。
2030年は、
AI。
VR。
動画。
地図。
各種データ。
などで、現地へ行く前にかなり詳しく物件を知っている。
だから内見の意味が、
「物件を知る」から「最後に自分の感覚で確認する」
へ変わるかもしれません。
これは大きな変化だと思います。
10件案内する不動産会社から「1件を深く見る」不動産会社へ
不動産会社の仕事も変わります。
以前なら、
「今日は5件見ましょう」
という案内が普通でした。
でも将来的には、
オンラインで候補をかなり絞って、
「この2件をじっくり見ましょう」
となる。
そして現地では、
ただ室内を案内するのではなく、
道路を見る。
隣地を見る。
高低差を見る。
周辺を歩く。
音を確認する。
日当たりを見る。
建物の状態を見る。
という、
「画面では確認できないところを見る時間」
が増えるのではないでしょうか。
私たちは、むしろこちらの方が不動産会社らしい仕事だと思います。
便利になるほど「現地」の価値が上がる
少し不思議ですが、
AIやVRが進化すればするほど、
現地を見る価値は逆に上がる
のかもしれません。
誰でも見られる情報。
AIが分析できる情報。
VRで確認できる情報。
そこはどんどん効率化される。
すると最後に残るのは、
そこへ行かないと分からない情報
です。
坂。
音。
匂い。
空気。
街並み。
隣地。
そして、
「自分がここに住みたいと思うか」。
これは、最後まで重要だと思います。
星ヶ丘・千種区・名東区は「歩いてみる」
星ヶ丘周辺、千種区、名東区で家を探すなら、
私たちは今後も、
一度その周辺を歩いてみること
をおすすめすると思います。
駅から物件まで歩く。
スーパーまで歩く。
学校まで歩く。
夕方にも行ってみる。
可能なら休日にも見てみる。
車でも走ってみる。
物件の中だけではなく、
その家で始まる生活を見る。
家を購入するというのは、
建物を買うだけではありません。
その場所での生活も一緒に買うことだからです。
2030年の家探しは、こんな流れになる?
私たちなりに想像すると、
STEP1 AIに相談
家族構成、予算、希望を伝える。
STEP2 AIが物件を提案
大量の物件から候補を絞る。
STEP3 VR・動画で内見
自宅で10件程度を見る。
STEP4 AIで比較
価格、相場、資産性、住宅ローンなどを比較。
STEP5 2〜3件だけ現地を見る
画面では分からない部分を確認。
STEP6 不動産会社と相談
メリット・デメリット、価格、条件を確認する。
STEP7 オンラインで住宅ローン・契約
手続きを効率化する。
STEP8 引き渡し
新生活スタート。
こんな家探しなら、
今よりかなり効率的です。
そして意外にも、
最後に現地を見るところだけは残っている
ような気がします。
内見しないで家を買う時代は来る。でも全員ではない
今回のタイトル、
「内見しないで家を買う時代は来るのか?」
私たちの答えは、
「来ると思います。でも、マイホームなら一度は見てほしい」
です。
投資物件。
遠方物件。
よく知っているマンション。
土地勘のある地域。
こうした不動産では、現地を見ずに購入することも今以上に普通になるでしょう。
でも自分や家族が10年、20年と暮らす家なら、
最後は一度、
その場所に立ってみる。
玄関を開ける。
リビングに立つ。
窓から外を見る。
周辺を歩く。
そして、
「ここで生活している自分たちを想像できるか」
を確認する。
その時間は残してほしいと思います。
星ヶ丘不動産も「便利なところは便利に、見るところは見る」
不動産業界も、これからどんどん便利になると思います。
私たちも、
AI。
オンライン。
VR。
電子契約。
使えるものは使っていきたいと思っています。
わざわざ来店してもらわなくてもいいことなら、オンラインでいい。
紙でなくていいものなら、デジタルでいい。
10件現地を見る必要がないなら、事前に絞ればいい。
その代わり、
現地を見た方がいいところは、しっかり見る。
道路。
高低差。
隣地。
街並み。
周辺環境。
そして、
その場所で生活する人の感覚。
2030年になっても、
不動産は最後まで、
「現地にあるもの」
です。
家探しの方法は大きく変わっても、
良い不動産を選ぶために大切なことは、意外と変わらないのかもしれません。